ローコスト住宅コラム

ローコスト住宅をお考えの方に向けて、当サイト監修のティー工房一級建築士事務所の代表 田村悟が ローコスト住宅についてのポイントやアドバイスをコラムで定期的にお送りします。

第五回 ローコスト手法(既製品を上手に使う!)

ローコスト住宅を計画する場合、住空間はオリジナルでも、建具・設備などはオリジナルではなく既製品を採用した方が安くなる事が多々あります。

まず、代表的な例では・・・

ドア、サッシ、キッチン、お風呂、洗面台 などなど

巷では建売住宅などが信じ難い販売価格で売りに出ていたりしますが、低価格化のミソも、
どうもこれら『既製品』にありそうです。
「キッチンをオプションで変更したら、ビックリするくらいの追加料金が発生!」
なんて話からの推測ですけどネ。

現在の日本では、その気になれば既製品の組み合わせだけで1軒の住宅を組み立てる事も出来そうです。
超短工期&低価格での工事が求められる建売住宅では、それに近いことが行われているようです。

私達は「それではアマリにも寂しい!」とも感じますが、ローコストの視点から見れば、
「合理的!」なのも事実です。

では、どうするか?

オリジナルの空間に、上手く既製品を使っていけば良い!!

コレが結構簡単なようで、奥が深いんです!
既製品は大量生産で合理性が追求されているためか、画一的で良くも悪くもフツウです。
ですから「いかにも既製品・・・」って言うんじゃ、オリジナルの空間とは言い難い!

そこはヤッパリ、
いくら「既製品を使う」と言えども、「スッキリとキレイ」に納めたいところです。
その辺がチョットしたセンス?!の見せ所ですね。。

labo写真

写真はIKEAのキッチンパーツを使った、オリジナルのキッチンです。
吊戸棚や引き出しなどの収納部分はIKEAの「既製品」。カウンタートップやシンクは「オリジナル」。

職人さんには、多少無理もお願いしましたが、お陰様で素敵なオリジナルキッチンが出来上がりました。

既製品を「スッキリとキレイ」に納めるには、やはり、設計段階で既製品の寸法を充分に考慮しておくことが何より肝要です!
置く事が決まっている家具などがある場合と、基本的には同じ考え方ですネ。

また、単純にオリジナル製品と比較して安くすむだけでなく、既製品には次のような長所もあります!

□ 寸法が決まっていて、安定している。
□ 完成品なので、先に出来上がりが確認できる。
□ 比較検討ができる。
□ 長年の技術開発により、多くの問題点がクリアされている。
□ 機能面の開発が進んでいる。

何だか、既製品を褒めちぎっているようですが、一言で『既製品』と言っても、イロイロです。
製品によっては、逆にシンプルに造作した方がローコストになる場合もあります。

そこ(それ)に何を求めるか?

必要十分な設計について、日々考えを廻らす私たちです。。。

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